注文住宅で失敗したと感じるケース
注文住宅は建売住宅と違い、これから建てる住宅です。そのため、イメージしていたものとは違う仕上がりになってしまうケースがあります。ここでは、注文住宅で失敗したと感じるケースをご紹介しましょう。
間取りの失敗
まず、挙げられるのが間取りの失敗です。
家族構成やライフスタイルに適した間取りでなければ、生活しているうちに不便さを感じてしまいます。
特に気をつけたいのが家事・生活動線です。この2つの動線が良くないと日常生活に支障を来たす恐れがあります。小さな子どもがいるご家庭では、水回りを集中させたほうが子育てをしやすくなります。
広さの失敗
意外に多いのが、部屋の広さの失敗です。建築面積には限りがあるため、全ての部屋を広くすることはできません。
したがって、どこかの面積を調整することになりますが、実際に使ってみると「もう少し広めにすれば良かった」と後悔するケースがあります。
一度建築してしまうと直すことは難しいため、広さを決める時には慎重に検討しましょう。
>>平屋と二階建てはどっちがいい?それぞれのメリットやデメリットと違いを比較
温度や明るさに関する失敗
快適に暮らすためには温度や明るさも重要な要素です。そのため、温度や採光の面で満足度が低いのも失敗したと感じてしまいます。
場所によって温度差が大きいと、身体面で不調になる恐れがあります。そのため、気密性や断熱性が高い住宅をつくることが大切です。
明るい家を作るために、採光も工夫するようにしましょう。吹き抜けを作って上からの光で室内を照らす、あるいは大きな窓を設置するなど太陽の光が差し込む設計にします。
>>【浜松市】注文住宅の断熱性能とは?UA値による室温や光熱費の違いを比較
注文住宅で失敗しないために!失敗例10選から学ぶ家づくり
「失敗は成功の元」と言われますが、家づくりをする場合にも失敗例から学ぶべきことが見つかります。
ここでは、注文住宅で失敗しないために、失敗例10選から家づくりを考えていきましょう。
リビングの失敗事例
リビングは家族が集まる場所のため、家の中でも重要なポジションといえます。リビングの失敗事例として良くあげられるのは、「吹き抜けを作ったら寒くなった」「明るさが足りない」「リビング階段を設置したら冷暖房効率が悪い」などです。
吹き抜けがあると天井が高くなるため開放感はありますが、どうしても冷暖房の効率は悪くなります。近年流行りのリビング階段も同様です。また、必ずリビングを通らないと上の部屋に行けないため、プライバシーの確保が難しい面もあります。
玄関の失敗事例
注文住宅の玄関の失敗事例で良く見られるのは、狭くて使いづらいことです。家族だけで使用する分には問題ないとしても、来客が来た場合には靴でいっぱいになってしまうケースがあります。
収納が少ないと家族の靴が三和土(たたき)にあふれてしまうため、シューズボックスは適度な大きさのものを選びましょう。
キッチンの失敗事例
キッチンは家族が毎日ひんぱんに使う場所のため、できるだけ後悔のない仕上がりにしたいところです。キッチンの失敗事例には、使いづらい設備をつけてしまった、あるいは作業がしづらい点などが挙げられます。
例えば、一見、スタイリッシュに見えるアイランドキッチンを設置したために、リビングからキッチンが丸見えになることも考えられます。常にキレイにしておかないと生活感が丸出しになるので、気を抜けないのがデメリットです。
水回りの失敗事例【トイレ・バスルーム・洗面所】
トイレ・バスルーム・洗面所などの水回りも生活するのに欠かせない重要な場所です。水回りの失敗事例として、トイレの場合はトイレからのニオイや音が気になることが挙げられます。
人が集まるリビングや寝室近くに設置するのは、なるべく避けるようにしましょう。
バスルームは狭すぎても窮屈ですし、広すぎても掃除が大変なため、家族構成に合った適度な広さが必要です。洗面所と脱衣所が一緒の場合は、家族が入浴していると洗面所を使えません。個別にしたほうが、好きな時間に洗面所を利用できます。
寝室の失敗事例
1日の疲れをゆっくり癒すためにも寝室は大切な場所です。寝室での失敗事例では寝室からトイレまでの距離が遠いことや、外部の音がうるさく感じることなどが挙げられます。
そのため、2階に寝室がある場合は必ず2階にもトイレを設置しましょう。断熱性・気密性を上げると外部からの騒音を抑えられます。
収納の失敗事例
使いやすい収納にすると、効率よく毎日の生活を送れます。収納で後悔するのは、収納スペースが足りない、あるいは使いづらい場所に設置したなどのケースです。
室内のスペースを優先したため収納面積が狭くなり、モノをきちんと収納できないケースがあります。また、生活動線から外れた場所に設置してしまうと、上手く利用することができません。動線上に設置するのをおすすめします。
子供部屋の失敗事例
子供部屋で失敗となる例は、子供部屋の数や広さが足りない場合です。子供の数が予想外に多くなる場合もあり、個室を与えられないことも考えられます。
広さが違う場合も子供の間で不公平感を感じる可能性もあるので、できれば同じ広さの部屋を用意すると良いでしょう。
屋外の失敗事例
駐車場やベランダなどの屋外も失敗するケースがあります。例えば、駐車場が狭いため車の出し入れが不便、あるいはベランダが狭いので洗濯物を干すスペースが足りないことなどです。
これらのスペースは簡単に広げるわけにも行かないため、設計の段階でしっかり確認することが必要です。
>>浜松市で注文住宅を建てるならガレージハウスがおすすめ!その理由は?
間取りの失敗事例
家族構成やライフステージを考慮した上で間取りを決めないと、「住みづらい家」になる可能性があります。
例えば、これから老齢期を迎える夫婦が注文住宅を建てる場合、「寝室とトイレが近い」「1階に主要スペースが集中している」などの要素がなければ、高齢になっても自宅で暮らすことが難しくなるでしょう。
生活しやすい動線で、不便なく暮らせる間取りが望ましいといえます。
>>浜松市や藤枝市周辺で平屋の注文住宅を考える|平屋の間取りの魅力とは?
設備の失敗事例
設備の失敗としてよくあげられるのは、コンセントや掃き出し窓に関する失敗です。コンセントの数が足りない、あるいは適切な場所に設置されていないと生活する上で何かと不便になります。
掃き出し窓を設置すると窓の部分に家具を置けないため、部屋が狭くなるケースもあります。腰窓も設けるなどして部屋のスペースを有効活用しましょう。
静岡県(浜松市・藤枝市)で注文住宅を建てる注意点
注文住宅を建てるときに大切なのは、建築を依頼する会社をしっかり選ぶことです。ここでは、静岡県浜松市・藤枝市で注文住宅を建てるときの注意点について解説します。
地元の特性を良く知るハウスメーカーに依頼する
静岡県浜松市・藤枝市の周辺で家を建てる際は、地元の特性を良く知るハウスメーカーに依頼するのをおすすめします。
浜松市・藤枝市の気候条件や建築規制などに詳しいため、安心して家づくりを任せられます。地元での施工実績が豊富な会社に依頼するとさらに安心です。
>>家を建てるためのやることリストまとめ! 注文住宅を建てる流れと注意点を紹介
過去の災害情報をリサーチする
静岡県浜松市・藤枝市における過去の災害情報をリサーチしておくことも必要です。浜松市・藤枝市は市内に数本の川が流れているため、台風が来ると被害が懸念されるエリアです。そのため、洪水が発生しても被害を最小限にできる家を建てなければなりません。
水害に強い家にするには、以下の対策が有効とされています。
・かさ上げ(盛土)
・高床
・囲む
・建物防水
静岡県浜松市・藤枝市における過去の災害情報
静岡県浜松市・藤枝市における過去の災害情報は以下の通りです。