ガレージハウスとは
ガレージは、車庫や駐車場を指します。つまりガレージハウスとは、住宅と車庫・駐車場が一体化した家のことです。ガレージハウスでは、戸建ての1階や1階部分の真横に、ガレージが設計されています。柱と屋根のみで作られたカーポートと異なり、建物内にガレージが設けられていることが特徴です。ガレージハウスは、ビルトインガレージやインナーガレージといった呼び方をされることもあります。
ガレージハウスの魅力
ガレージハウスの魅力は、さまざまな気象状況から愛車を守れるだけではありません。ここでは3つのメリットについて紹介しましょう。
狭い敷地でも駐車スペースの確保が可能
都会などで広い土地の購入が難しい場合でも、ガレージハウスなら駐車スペースは住宅内に確保できます。つまり地価が高額になる都心部でも、駐車場代がかからないということ。住宅と同じ敷地内に駐車スペースと居住空間を確保できれば、駐車費用をかけずに生活していくことが可能なのです。これは金銭面で大きなメリットと言えるでしょう。
ガレージがプライベートスペースに
ガレージはDIYやバーベキュー、アウトドアなどプライベートを楽しむためのスペースとしても活用できます。屋内でも屋外でもない空間で趣味を楽しめるのは、ガレージハウスの大きな魅力。住人の発想で、自由自在に空間を活用できるのです。
固定資産税が安くなる
固定資産税は広さなど、家の資産価値によって決まります。ところがガレージハウスの駐車部分は、住宅の延床面積の1/5までは面積に入れなくて良いという特例があるのです。
増築した場合や高額なシャッターを導入した場合はこの限りではありませんが、一般的なビルトインガレージでは、容積率から除外されることで固定資産税が抑えられます。つまり同じ容積率の敷地で家を建てる場合は、ガレージハウスのほうが延床面積の上限が広くなるのです。
ガレージハウスを建てるうえでの注意点
魅力の多いガレージハウスですが、デメリットがあるのも事実です。
コストがかかる
ガレージハウスは、同じ広さの家と比較して建築コストが割高です。1階部分にガレージスペースを取るためには、建物の強度を高めなければなりません。その分建築コストはかさみます。ガレージハウスの設置に悩んだ場合は、住宅の建築費用と、別に駐車場を借りた場合の費用を比較することがおすすめです。ガレージハウスにするかどうかを決めるための、検討材料になるでしょう。
間取りが制限される場合がある
ガレージハウスでは、建物の1階部分のほとんどをガレージが占めます。つまり、間取りが制限されてしまうということ。敷地の広さによっては、居住空間を2階以上に設置する必要があります。「リビングは1階が良い」など間取りにこだわりがある家庭にとっては、希望を叶えられないケースも出てくるでしょう。
そのほか、車の台数を増やす予定がある方も注意が必要でしょう。一度設計したガレージは、広さを変えられないからです。ガレージハウスを検討する場合は、先を見越して計画を立てることが重要になるでしょう。
また、満足のいくガレージハウスを建てる際は、空間設計に優れている建築家などに設計をお願いすると、希望に近い注文住宅が望めるので、専門家にお願いすることも検討してみましょう。
静岡エリアの交通事情
静岡県内には、公共交通機関が発達しているとは言えないエリアもあります。大人ひとりに車が1台なければ不便な場所もあるでしょう。ここでは、各エリアの交通事情を紹介します。
浜松エリア
浜松市は、都会の便利さと田舎ののどかさが両立している地域です。静岡県内では比較的交通網が充実しており、東海道新幹線をはじめ、JRや遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道のほかにバスも多数。路線沿いで暮らす分には、車はほとんど必要ないでしょう。
また、浜松駅前以外にも大型商業施設は多く、イオンモールやMEGAドン・キホーテなど生活の利便性も良好です。東海道新幹線ひかりに乗車すれば名古屋へは約40分、東京へも約90分で移動が可能。車がなくても、日常生活やレジャーでのおでかけに困ることは少ないと言えます。
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藤枝エリア
藤枝や焼津もまた、バランスの良いエリアです。都市機能が集積し、中心市街地も近接。車がなくても十分生活はできるでしょう。JR東海道線を利用すれば、静岡駅までは約20分、浜松駅まででも約60分で移動が可能です。東京駅・名古屋駅へも新幹線で約90分。交通機関は比較的優れています。商業施設も、ザ・ビッグやカインズなど市内に多数。日常的な買い物にも困らないでしょう。
その一方で、新東名高速道路藤枝岡部ICや東名高速道路焼津IC、東名高速道路大井川焼津藤枝スマートICなどが充実しており、車でおでかけしやすいエリアでもあります。小さな子どもがいるなどで、車でのおでかけをメインに考えている場合でも、便利に暮らせるエリアです。
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榛原郡吉田町、湖西市
こちらは、車があったほうが便利なエリアです。
新幹線を使えば、東京から静岡は1時間ほどで移動が可能ですが、静岡駅から榛原郡吉田町へは、特急バス静岡相良線を利用しても約40分かかります。乗り継ぎの待ち時間などを考慮すると、東名高速道路吉田ICから各方面へ自家用車でアクセスしたほうが便利でしょう。
湖西市では、日常の買い物にも車を利用する方が多数。市内にあるスーパーやドラッグストアでの日常的な買い物のほか、2023年4月にオープンしたイオンタウン湖西新居へのおでかけなど、多くの方が車を利用しています。
静岡県では車は必要?それとも不要?
静岡県の調査によると、2022年3月末において、静岡県内の自家用車普及台数は1世帯あたり1.375台でした。これは前年と比較し、やや減少しています。1世帯に1台以上の車はあるものの、車を手放す方も増えているようです。
エリア別で確認すると、車の所有台数が増えたエリアは、富士市・袋井市・掛川市・浜松市・磐田市など。逆に所有台数が減ったエリアは静岡市が最も多く、次いで沼津市や三島市、伊豆市、御前崎市など多数に及びました。
各エリアでは商業施設の立地が進み、利便性が向上しています。こういった背景も、車を手放す方が増えている理由なのかもしれません。とは言え、車は生活を便利にしてくれるだけでなく、趣味として楽しめるものでもあります。車好きの方にとっては、愛車は手放すことができない宝物。交通の便が良い浜松市などで車の所有台数が増えているのは、そういった理由も考えられます。
浜松市のガレージハウスの施工事例
R+house浜松中央・藤枝では、多くのガレージハウスを手掛けてきました。そして多くの方から「ガレージハウスにして良かった」というお声をいただいております。今回は、その一部を紹介しましょう。
バスルームと動線を確保したガレージハウス
バスルームとガレージの動線を確保したことで、趣味を思いっきり楽しむことが可能に。バーベキューや車のメンテナンス、DIYなどを自由に楽しんだあとは、すぐにバスルームで汚れを洗い流せます。こちらの家では、リビングを2階に設置。その分日当たりも良く、プライバシーを守ることができるというメリットも感じられます。約25坪の中にガレージを確保した事例です。
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家事をラクにするガレージハウス
1階部分はどこからでもガレージとつながっている間取りで、広やかなコミュニティー空間を演出。「内に開く住宅」というコンセプトの基に設計されました。また、家事をラクにするための工夫も満載。LDKや洗面所、バスルームなどが、回遊動線でつながっています。38.32坪の中に、ガレージの魅力と生活の利便性を兼ね備えた住宅です。
>>浜松市での外と内をつなぐビルドインガレージのある注文住宅事例はこちら
趣味をとことん楽しめるガレージハウス
リビングから、自慢の愛車をいつでも眺められるガレージハウスです。34.79坪という敷地の広さで、LDKを1階に配置。LDKにはゆとりがあり、バーカウンターも設置されています。ガレージはもちろん、室内の趣味にもこだわったオリジナルティ溢れる住宅です。
>>浜松市でのバーカウンターから愛車を眺められるガレージハウスの注文住宅事例はこちら
おしゃれなガレージハウスはR+house浜松中央・藤枝で
自家用車を手放す方もいる中で、一般的にはまだ車を必要とするケースが多い静岡エリア。注文住宅を検討するにあたり、駐車スペースを確保しなければならない世帯も多いでしょう。弊社は、静岡エリアでガレージハウスの施工事例が多数あります。土地の広さに合わせてお客様の要望を叶えられるよう、設計士がさまざまなご提案をすることが可能です。後悔のないガレージハウスの建築をサポートします。浜松市・藤枝市をはじめとした静岡エリアで、ガレージハウスなどの注文住宅を検討中の方は、ぜひR+house浜松中央・藤枝へご相談ください。
>>浜松市でおしゃれなガレージハウスを建てるなら、建築家と建てる注文住宅「R+house」へ!