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静岡でも安心できる耐震設計を!地震に強い一戸建てを建てよう!

家づくりノウハウ
公開日:2023.02.16
最終更新日:2024.10.25
西遠建設の家づくり写真
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家づくりノウハウ
公開日:2023.02.16
最終更新日:2024.10.25

静岡でも安心できる耐震設計を!地震に強い一戸建てを建てよう!

耐震補強をした家の模型
理想のマイホームを実現するには、住宅性能の強化も重要です。とくに、地震が多いとされている日本では耐震性に優れた一戸建て住宅への関心が高いでしょう。本記事では、注文住宅を建てる際に気をつけたい「地盤」についてもお伝えします。ハザードマップの見方や地盤調査の方法も解説。また、R+house浜松中央・藤枝の手がけるエリアである藤枝市の揺れやすさや液状化の発生予測から見る、注文住宅の建築に適したエリアについてもご紹介していきます。
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目 次

静岡で一戸建ての新築注文住宅を建てるのに適切な地盤は?

一戸建ての注文住宅を建てるなら、よい土地選びも重要です。日本は地震が多い国であるため、耐震性を高めることも大切でしょう。家づくりの初めの段階でできる地震対策が、地盤の強さの確認です。地盤が軟らかく脆い土地の場合、大地震によるリスクが高まるため、地盤の強さをしっかりと見極める必要があるのです。では、マイホームを建てるのに相応しい地盤とは、どのような特徴があるのでしょうか。

硬く強い地盤がある場所

地盤が硬く強ければ、家やビルの建築に適しています。硬く強い地盤はどのような場所に存在するのでしょうか。

山地など高所

山地や丘陵地、台地など標高の高い場所は、強固な地盤が広がっている場合が多いです。丘陵地や台地などは「洪積層」が積み重なってできており、建物の建築に向いています。

古くから続く土地

歴史のある土地は、これまでに自然災害による被害がないか、軽微だった可能性が高いでしょう。古くから人が住み続けていれば、ある程度の住みやすさや安全性は確保されている目安になります。

弱く軟らかい地盤がある場所

一方で、軟らかく脆い地盤はどのあたりに分布しているのでしょうか。

切り土や盛り土で形成された場所

家を建てるには、地面を平らにしなければなりません。しかし、平地の少ない日本では山の斜面を削って住宅地にする傾向があります。平坦な土地をつくるために、斜面を切り取ることを「切り土」と呼び、山の斜面に土を盛って平坦な土地を形成することを「盛り土」と呼ぶのです。
切り土や盛り土による造成地の場合、適切な工事を行うことで地盤は強化されますが、場合によっては建物が傾いてしまう不同沈下が起きてしまう恐れもあります。

埋立地

かつて海・湖・川・池・沼などだった場所を埋め立てて造成された土地や、海沿いや川沿いなど低地の場合、地盤に水分を多く含みます。水分を多く含む地盤は、比較的弱いでしょう。また、埋立地は液状化が起こるリスクも高まります。
埋め立てられているため、見た目は問題がなさそうでも、よく調べると昔は川や池だったというケースもあります。土地選びの段階でよく確認しましょう。

地層とは?

地層とは砂や粘土、火山灰などが長い年月をかけて堆積することで層になったものを指します。地盤の硬さや強さは、地層の種類や形成によって異なってきます。地盤の基となる地層について見ていきましょう。

地層の種類と特徴

地層は以下のような種類に分かれます。

・沖積層
・洪積層
・岩盤
・人工地盤

沖積層は川から運ばれてきた砂や粘土で形成された地層です。水分を含むため軟らかく脆い地盤になる傾向があります。洪積層は沖積層と比べると古い地層です。砂や粘土が結合しているため、硬くて強い地層といえるでしょう。
岩盤は火成岩や堆積岩などでできており、山地や崖などに見られます。岩盤は硬いため建物の建築にも利用できますが、地盤の膨張などの変形により崖崩れや地滑りが起こる懸念もあります。
人工地盤とは、埋め立てや盛り土で人工的につくられた地盤です。自然に堆積してできた地層ではないため、地滑りや地盤沈下、液状化などのトラブルも起きやすい傾向にあります。
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土地探しで行う地盤の調べ方

建築基準法では2000年の改正以降、地盤調査が必須となっています。プロによる地盤調査が行われるのは安心ですが、土地探しの段階において自分である程度地盤の強度を知ることもできます。土地探しの段階で地盤の強さや弱さを調べる方法をお伝えしましょう。

ハザードマップで地盤の強弱を調べよう

防災ハザードマップ
マイホームを建てる前の土地探しでは、ハザードマップで土地の情報を把握するのが有効です。ハザードマップとは、地域の自然災害によるリスクを示した地図のことです。単に被害を予想するだけではなく、避難経路や場所などを表示し、被害を抑える目的でも活用されています。

ハザードマップでわかること

ハザードマップはいくつかの種類があり、主に以下の災害について把握できます。

・土砂災害
・揺れやすさ
・液状化
・津波、高潮
・洪水
・内水
・火山

家づくりにおける地盤関連の主なハザードマップには、揺れやすさや液状化、土砂災害などが挙げられるでしょう。揺れやすさや液状化などの情報が示されたハザードマップを確認して土地探しをすることで、少しでも災害に遭うリスクを抑えることに繋がります。

ハザードマップの入手方法

ハザードマップはお住まいの市区町村のホームページから閲覧できる場合も多いです。実際に役場でマップや冊子を配布している市区町村もあります。国土交通省が提供する「ハザードマップポータルサイト」でも調べることが可能です。

参考:国土地理院「ハザードマップ」
参考:藤枝市HP「藤枝市地震災害ハザードマップ」

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一戸建て建築前に行う地盤調査とは

住宅地盤調査のイメージ
前述した通り、住宅の建築前には建築基準法に基づいて地盤調査が行われます。地盤調査を行うことにより、地盤改良の必要性や改良方法を見出すこともできます。

地盤調査の方法

一戸建て住宅で用いられる主な地盤調査の方法については、主に以下が挙げられます。

・スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)
・表面波探査法

スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)は、地面にロッドという鉄の棒を差し込み、おもりを乗せて地盤状況を調べます。ねじ込む回数やおもりの量などから地盤の強度が測れる仕組みです。
表面波探査法は、地面に機械を設置し振動の伝わり方から地盤の強度を確認する方法です。
地盤調査に関しては、工務店とハウスメーカーとでは、調査の依頼先が異なります。工務店は地盤保証会社に調査を依頼するのに対し、ハウスメーカーは自社の調査部門で担う傾向にあります。また、地盤調査にかかる費用もさまざまです。注文住宅の設計・建築を依頼する工務店やハウスメーカーに確認してみるとよいでしょう。
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地盤改良をするには?

地盤調査の結果、地盤改良の必要性があると判断された場合には、以下のような工事が施されます。

・表層改良工法
・柱状改良工法
・鋼管杭工法
・天然砕石パイル工法

表層改良工法は、地盤の軟弱層を掘り出し、空いた箇所にセメント系の固化材を流し込みます。元の土も再び土壌に戻し、両者を撹拌させる工法です。柱状改良工法は、コンクリート状の柱を地中に埋め込み、地盤を強化する工法です。表層改良工法が難しい場合には柱状改良工法をとる場合があります。鋼管杭工法も柱状改良工法と同様の工法で、コンクリートの代わりに鋼管の柱を用いるのが特徴です。天然砕石パイル工法は、小さく砕いた天然石を地面に埋め込み形成した石柱を使って地盤を補強します。軟弱地盤にも適応可能で、地震よりも強く、水はけも良いため、液状化効果も防ぐ効果も期待できます。
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注文住宅で強化したい耐震性・免震性

地震に強い住宅を実現するには、地盤の強化とともに、家そのものの耐震性や免震性も重要なポイントです。耐震性と免震性について触れていきましょう。

耐震性と免震性の違い

耐震とは、地震の揺れに耐えることです。住宅における耐震性は、揺れに耐えられる力を備えた構造を意味します。耐震等級の高さにより耐震性がある家かどうかが把握できます。
免震とは、揺れを吸収することであり、免震性のある住宅は地震の揺れを吸収するつくりになっているため、倒壊などの被害を抑えられるといえるでしょう。耐震性、免震性ともに地震による被害リスクの軽減が期待できます。

>>藤枝市の耐震性能とは?知っておきたいメリットやデメリット、耐震等級とあわせて解説!
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藤枝市の災害発生予想と過去の事例

藤枝市では、近年地震による大きな災害は発生してませんが、過去には下記の様な事例があります。

1965年4月20日 (昭和40年) M=6.1

静岡付近の局地地震。清水平野北部で被害が大きく、全体で死者2人、負傷者4人。

1944年12月7日 (昭和19年) 東南海地震 M=7.9

県中・西部で被害が大きかった。各地の震度は、広幡で5~6、藤枝・葉梨で5、大州で4~5
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藤枝市で揺れやすいエリア

藤枝市の揺れやすさについて紹介していきましょう。想定する地震は「南海トラフ巨大地震」でマグニチュード9程度の規模です。藤枝市では駿河湾に近い岡部地区や西益津、広幡、葉梨などで震度7が予想されるほか、多くのエリアで震度6弱~6強が予想されています。大まかにいえば、山地よりも平地や谷底低地のほうが震度が大きいとの予想です。
また、藤枝市では、静岡県第4次地震被害想定をもとに、南海トラフ巨大地震が発生した場合の注意すべき危険区域、避難・救護活動を行う施設などをまとめた「地震災害ハザードマップ」を作成しています。
詳しい内容は、藤枝市地震災害ハザードマップをご確認ください。
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地震によって起こる「液状化」とは

液状化は地震が引き金となって発生するケースが多いです。地盤は砂粒などの集合体によりできており、上手くかみ合うことで安定しています。地盤には地下水面があり、地下水面より下の地盤には、砂粒の間に水分がたまっています。そこに地震の揺れが発生すると、地盤内で砂粒のかみ合いが緩んでしまい、液体状になる現象が発生。これが液状化です。
とくに埋立地など地盤内の水分が地表に近い箇所にある場合、液状化が起きやすい傾向にあります。

藤枝市で液状化が起きやすいエリア

地盤の種類や地形から見ると、固まりの弱い砂で形成された地盤では液状化のリスクが高まります。藤枝市の場合、焼津市に接している西益津地区の東側に位置する低地では液状化の危険性が高いです。広幡地区では、葉梨川や朝比奈川沿いの低地で液状化が起きやすい傾向にあります。
そのほか、藤枝地区では音羽町周辺、青島地区では旧国道1号線周辺で液状化の被害が予測されています。

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藤枝市で一戸建てを建てるべきおすすめエリア

一戸建て用途地域
ここまでに解説してきた揺れやすさや液状化のリスクの高いエリアを考慮したうえで、藤枝市で一戸建て注文住宅を建てるのにおすすめのエリアをご紹介していきましょう。
藤枝市では、扇状地で主に礫質地盤で形成されている大洲地区や高洲地区が液状化の危険性が低くおすすめです。「しずてつストア」や「ウエルシア」などのスーパーやドラッグストア、飲食店も並んでおり便利です。

>>藤枝市の住みやすさや交通事情について詳しくはこちら!
>>藤枝市で注文住宅を建てるなら土地探しにもこだわろう!土地価格や相場をご紹介
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藤枝市の自然災害による被害の支援制度

藤枝市では、土砂災害警戒区域など土砂災害の危険性が高いエリアから、安全なエリアに引っ越しをする場合、補助が出る制度を設けています。現在居住している住宅の除却費用や、新たな建物の建設費用、引っ越し費用に対して一定額の補助金が支払われる制度です。

参考:藤枝市HP「土砂災害警戒区域内住宅移転事業土砂災害などの危険がある区域から他へ引越しをされる方への補助制度」
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注文住宅を建てるなら地震に強いエリア選択と耐震性のある住宅建築を重視!

一戸建ての注文住宅を建てる場合、地震に備えた土地選びも重視したいポイントです。ハザードマップを利用し、希望のエリアの液状化や土砂災害のリスクを把握しておきましょう。
また、住宅そのものの耐震性も強化しておきたい点です。R+house浜松中央・藤枝は高耐震のマイホームづくりが叶います。建物への荷重や地震による揺れ、台風などの強風による力が加わった際に耐えられる設計を、構造を専門とする建築士が厳重に行っています。
安心のマイホームでの暮らしを実現するなら、私たちにお任せください!

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