藤枝市はどんな街?住みやすさは?
静岡県の中央部に位置する藤枝市は、北部に山間部が、南部に市街地が広がるエリアです。自然豊かな地域で、河川も多数あるため水質が良いのが特徴です。JR東海道本線藤枝駅の南口には映画館や市立図書館、飲食店などがあるショッピングモール「BiVi藤枝」があります。また、駅の北口には「藤枝駅前商店街」があり、飲食店や薬局、書店などが軒を連ねています。
藤枝市はJR東海道本線のほか、新幹線や東名高速道路、新東名高速道路名など交通網が発達。静岡市や富士山静岡空港などへのアクセスもスムーズです。
また、住宅補助も充実。たとえば市外に住む子育て世代が金融機関より融資を受けて新築住宅を建築・購入した場合、最大500,000円の補助が受けられる「新築住宅取得事業」や、結婚3年以内で、40歳未満かつ子育て世代前の夫婦の移住・定住を促進する「仲良し夫婦移住定住促進事業」などの助成事業を展開しています。
藤枝市は、子育て支援や教育支援も充実しています。市内の全小学校では「夢の教室」事業を展開。トップアスリートなどを「夢先生」として学校に招き、夢を持つことや夢に向かって努力することの大切さを学びます。「スポーツ食育推進事業」では、スポーツ栄養士を招いて食育講演会を行ったり、試合で力を出すための食事術を学ぶ料理教室を開催したりと、スポーツと食を結び付けたユニークな事業も行っています。
参考:藤枝市HP「「
藤枝の水」について」
参考:藤枝スタイル「
立地条件が抜群!アクセスも良好」
参考:藤枝スタイル「
家を建てるならふじえだ!」
参考:藤枝サッカー「
『育てる』環境づくり」
参考:藤枝市HP「
元気な体は食で育つ~スポーツを楽しむ人のための料理レシピ集~」
>>藤枝市の住みやすさや交通情報などについては、併せてこちらもチェック!
藤枝市の水害ハザードマップ!水害が発生しやすい場所は?
藤枝市は、南海トラフ地震が起きた際の津波の心配はありません。しかし、藤枝市には、大井川をはじめ、数々の河川が市内を流れています。そのため、日本国内の中でも水害が発生しやすい地域、といえるでしょう。ハザードマップを見てみると、想定最大規模の降雨によって河川が増水や氾濫した場合、川沿いの地域は浸水の恐れが高い、とされています。特に市の南部は、浸水の恐れのあるエリアが広いでしょう。
静岡県により指定された瀬戸川水系瀬戸川の洪水浸水想定区域によると瀬戸川・朝比奈川・葉梨川の瀬戸川水系流域のエリアは、最大3.0~5.0mの浸水が想定される、とされています。そのため、瀬戸川沿いにある青島地区や西益津地区などは注意が必要でしょう。
藤枝市の南部を流れる大井川流域のエリアも、広範囲で3.0~5.0m、場所によってはそれ以上の浸水想定エリアが点在しています。
そのほかにも栃山川沿いの大洲地区・高州地区、葉梨川沿いの広幡地区・葉梨地区、朝比奈川沿いの岡部地区は、0.5mから5m以上の浸水が予想されるので注意が必要です。
豪雨による水害は浸水だけではありません。山間地域の多い藤枝市は土石流や地すべり、がけ崩れが発生する恐れもあります。特に瀬戸谷地区・稲葉地区・岡部地区・葉梨地区はこれまでもたびたび山・がけ崩れ、土砂の流入などによる被害が発生しています。
参考:静岡県「
津波浸水想定について(解説)」
参考:
瀬戸川水系瀬戸川 洪水浸水想定区域図参考:
大井川水系大井川 洪水浸水想定区域図参考:
藤枝市標高調査図【関連記事】
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藤枝市で過去に起きた水害例は?
藤枝市は台風による水害がたびたび発生している地域です。2004年6月30日には、梅雨前線による豪雨災害が発生。床上浸水26件、床下浸水103件という被害をもたらしました。2010年9月19日は、台風15号による大雨の影響で、34件の住居が床上浸水、73件の住宅が床下浸水の被害に遭っています。この台風15号では、3人の方が亡くなりました。 2022年に発生した台風15号では住居の床上浸水が180件、床下浸水が116件、一部損壊が6件となりました。
藤枝市で水害発生の可能性が低いエリアは?
藤枝市で水害のリスクが少ないのは、山間地域の北東部・北西部です。なかでも岡部町・旭が丘などは、高台にあるので浸水などが起こる心配はあまりないでしょう。葉梨エリアも標高20m以上なので、水害リスクが少ないエリアといえそうです。ただし、岡部町や葉梨地区も、場所によっては浸水や土砂災害の恐れがある地域もあるので、ハザードマップをしっかり確認することをおすすめします。
家づくりの際にできる水害対策は
家づくりの際にできるだけ水害対策を意識することで、被害を少なくすることができます。具体的には以下のような対策が挙げられます。
高床式にする
住宅の基礎を高くすることで浸水被害を最小限に抑えることができます。たとえば1階部分を玄関と駐車場のみに利用することで、万が一浸水が起こっても、居住空間への被害を少なくすることができるでしょう。
防水壁・防水外構を設置する
住宅の周囲に防水性のある高い壁を設置したり、玄関や駐車場に止水版を設置したりすることで、水が浸入することを防げます。頑丈な塀で囲めば、数十㎝程度の浸水ならしっかり防ぐことができるでしょう。また、外壁に防水塗料を塗布することで、家全体の防水性を高めることができるでしょう。ただし、防水塗料は紫外線などの影響によって経年劣化してしまいます。そのため、定期的に再塗装をしなければなりません。再塗装をすれば建物自体も良い状態が長続きするので、住宅の寿命を延ばすことにもつながるでしょう。
やむを得ず水害のリスクがある地域に家を建てることになった、希望のエリアが水害発生の可能性がある…ということもあるでしょう。そのような場合は、家の防水対策をしっかりと考えることが大切です。
盛り土をする
盛り土をして、敷地全体を高くすることで水の流入を防げます。盛り土をする場合、住宅周辺は鉄筋コンクリートなどの擁壁を設け、土留をしなければいけません。また、盛り土をする際は、開発申請をしたり、建物の高さの制限などを考えたりしなければなりません。
藤枝市で水害に遭った際に受けられる支援制度は?
2022年に発生した台風15号の際、藤枝市は被害に遭った人たちに「罹災証明書」「被災証明書」「被災届出受理証」を発行しました。証明書が交付された人たちは住宅の応急処理の支援、再建築の際に必要な建築確認手数料が減免といった援助を受けることができました。
また、床上浸水を受けた世帯には1世帯につき10,000円の見舞金が交付されました(藤枝市に居住し、藤枝市の住民基本台帳に登録されている世代に限る)。
さらに、住宅が全壊するなどした場合は、被害程度と再建方法に応じた支援金を支給。そのほか、負傷もしくは住居や家財に損害を受けた人に、生活の再建に必要な資金の貸し付けも実施しました。固定資産税・市民税・県民税・国民健康保険税などの減免や、国民健康保険料の免除なども行われています。今後同じような水害が起こった際には、市のホームページを確認すると良いでしょう。
参考:藤枝市HP「
台風2号による「罹災証明書」等の交付について」
参考:国土交通省「
台風第15号について」
藤枝市で家を建てるべき安全なエリアは?
藤枝市では、川沿いのエリアを避けて家を建てることで水害のリスクが低くなります。藤枝市土砂災害・洪水ハザードマップを見てみると、市の中心部である藤枝駅周辺は、河川から離れているので、水害のリスクも比較的少ないエリアです。また、ショッピングモールのほかに病院、車で10分以内のところにはホームセンター「カインズ藤枝店」などの生活施設が充実。とても便利な場所です。
のどかな郊外に家を建てたい人は、静岡市との境にある北東部の岡部町がおすすめです。高台のエリアなので浸水の心配がなく、日当たりも良好。閑静な住宅街なので、のんびりと過ごせるでしょう。とはいえ、藤枝駅周辺も岡部町も場所によっては水害が起きるリスクがあります。ハザードマップを確認し、水害が起こる可能性が低い場所を選ぶと良いでしょう。
参考:藤枝市HP「
集中豪雨や台風などによる風水害・土砂災害から身を守るために(土砂災害・洪水ハザードマップ)」
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