静岡で一戸建ての新築注文住宅を建てるのに適切な地盤は?
硬く強い地盤がある場所
山地など高所
古くから続く土地
弱く軟らかい地盤がある場所
切り土や盛り土で形成された場所
切り土や盛り土による造成地の場合、適切な工事を行うことで地盤は強化されますが、場合によっては建物が傾いてしまう不同沈下が起きてしまう恐れもあります。
埋立地
埋め立てられているため、見た目は問題がなさそうでも、よく調べると昔は川や池だったというケースもあります。土地選びの段階でよく確認しましょう。
地層とは?
地層の種類と特徴
・沖積層
・洪積層
・岩盤
・人工地盤
沖積層は川から運ばれてきた砂や粘土で形成された地層です。水分を含むため軟らかく脆い地盤になる傾向があります。洪積層は沖積層と比べると古い地層です。砂や粘土が結合しているため、硬くて強い地層といえるでしょう。
岩盤は火成岩や堆積岩などでできており、山地や崖などに見られます。岩盤は硬いため建物の建築にも利用できますが、地盤の膨張などの変形により崖崩れや地滑りが起こる懸念もあります。
人工地盤とは、埋め立てや盛り土で人工的につくられた地盤です。自然に堆積してできた地層ではないため、地滑りや地盤沈下、液状化などのトラブルも起きやすい傾向にあります。
土地探しで行う地盤の調べ方
ハザードマップで地盤の強弱を調べよう

マイホームを建てる前の土地探しでは、ハザードマップで土地の情報を把握するのが有効です。ハザードマップとは、地域の自然災害によるリスクを示した地図のことです。単に被害を予想するだけではなく、避難経路や場所などを表示し、被害を抑える目的でも活用されています。
ハザードマップでわかること
・土砂災害
・揺れやすさ
・液状化
・津波、高潮
・洪水
・内水
・火山
家づくりにおける地盤関連の主なハザードマップには、揺れやすさや液状化、土砂災害などが挙げられるでしょう。揺れやすさや液状化などの情報が示されたハザードマップを確認して土地探しをすることで、少しでも災害に遭うリスクを抑えることに繋がります。
ハザードマップの入手方法
参考:国土地理院「ハザードマップ」
参考:藤枝市HP「藤枝市地震災害ハザードマップ」
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一戸建て建築前に行う地盤調査とは

前述した通り、住宅の建築前には建築基準法に基づいて地盤調査が行われます。地盤調査を行うことにより、地盤改良の必要性や改良方法を見出すこともできます。
地盤調査の方法
・スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)
・表面波探査法
スクリューウエイト貫入試験(SWS試験)は、地面にロッドという鉄の棒を差し込み、おもりを乗せて地盤状況を調べます。ねじ込む回数やおもりの量などから地盤の強度が測れる仕組みです。
表面波探査法は、地面に機械を設置し振動の伝わり方から地盤の強度を確認する方法です。
地盤調査に関しては、工務店とハウスメーカーとでは、調査の依頼先が異なります。工務店は地盤保証会社に調査を依頼するのに対し、ハウスメーカーは自社の調査部門で担う傾向にあります。また、地盤調査にかかる費用もさまざまです。注文住宅の設計・建築を依頼する工務店やハウスメーカーに確認してみるとよいでしょう。
地盤改良をするには?
・表層改良工法
・柱状改良工法
・鋼管杭工法
・天然砕石パイル工法
表層改良工法は、地盤の軟弱層を掘り出し、空いた箇所にセメント系の固化材を流し込みます。元の土も再び土壌に戻し、両者を撹拌させる工法です。柱状改良工法は、コンクリート状の柱を地中に埋め込み、地盤を強化する工法です。表層改良工法が難しい場合には柱状改良工法をとる場合があります。鋼管杭工法も柱状改良工法と同様の工法で、コンクリートの代わりに鋼管の柱を用いるのが特徴です。天然砕石パイル工法は、小さく砕いた天然石を地面に埋め込み形成した石柱を使って地盤を補強します。軟弱地盤にも適応可能で、地震よりも強く、水はけも良いため、液状化効果も防ぐ効果も期待できます。
注文住宅で強化したい耐震性・免震性
耐震性と免震性の違い
免震とは、揺れを吸収することであり、免震性のある住宅は地震の揺れを吸収するつくりになっているため、倒壊などの被害を抑えられるといえるでしょう。耐震性、免震性ともに地震による被害リスクの軽減が期待できます。
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藤枝市の災害発生予想と過去の事例
1965年4月20日 (昭和40年) M=6.1
1944年12月7日 (昭和19年) 東南海地震 M=7.9
藤枝市で揺れやすいエリア
また、藤枝市では、静岡県第4次地震被害想定をもとに、南海トラフ巨大地震が発生した場合の注意すべき危険区域、避難・救護活動を行う施設などをまとめた「地震災害ハザードマップ」を作成しています。
詳しい内容は、藤枝市地震災害ハザードマップをご確認ください。
地震によって起こる「液状化」とは
とくに埋立地など地盤内の水分が地表に近い箇所にある場合、液状化が起きやすい傾向にあります。
藤枝市で液状化が起きやすいエリア
そのほか、藤枝地区では音羽町周辺、青島地区では旧国道1号線周辺で液状化の被害が予測されています。
藤枝市で一戸建てを建てるべきおすすめエリア

ここまでに解説してきた揺れやすさや液状化のリスクの高いエリアを考慮したうえで、藤枝市で一戸建て注文住宅を建てるのにおすすめのエリアをご紹介していきましょう。
藤枝市では、扇状地で主に礫質地盤で形成されている大洲地区や高洲地区が液状化の危険性が低くおすすめです。「しずてつストア」や「ウエルシア」などのスーパーやドラッグストア、飲食店も並んでおり便利です。
>>藤枝市の住みやすさや交通事情について詳しくはこちら!
>>藤枝市で注文住宅を建てるなら土地探しにもこだわろう!土地価格や相場をご紹介
藤枝市の自然災害による被害の支援制度
注文住宅を建てるなら地震に強いエリア選択と耐震性のある住宅建築を重視!
また、住宅そのものの耐震性も強化しておきたい点です。R+house浜松中央・藤枝は高耐震のマイホームづくりが叶います。建物への荷重や地震による揺れ、台風などの強風による力が加わった際に耐えられる設計を、構造を専門とする建築士が厳重に行っています。
安心のマイホームでの暮らしを実現するなら、私たちにお任せください!