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<浜松市浜名区エリア編>【注文住宅の耐震】水害リスク考察!おすすめエリアをご紹介

家づくりノウハウ
公開日:2022.12.12
最終更新日:2024.10.30
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家づくりノウハウ
公開日:2022.12.12
最終更新日:2024.10.30

<浜松市浜名区エリア編>【注文住宅の耐震】水害リスク考察!おすすめエリアをご紹介

住宅のリスクイメージ
近年日本では、大雨や台風などによる河川の増水や氾濫、山崩れといった水害が多く発生しています。たとえ理想のマイホームを建てても、これらの災害に遭うと、身体的・心理的・経済的な被害は甚大です。長期的な安全性や住みやすさのためには、地域の災害リスクを確認したうえで、災害に強い一戸建てを建てましょう。
この記事では、浜松市浜名区(旧北区)の水害リスクについて詳しく解説し、おすすめエリアも紹介します。
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目 次

浜松市浜名区の自然環境の特徴

蓮華寺池公園 富士見平からの景色
浜松市浜名区旧北区エリアは浜名湖の北東部に位置し、都田川や井伊谷川、鳶ノ巣山、浜名湖など多彩な自然環境に囲まれた、自然豊かな地域です。北部の引佐地区、西部の三ヶ日地区、南部の細江地区、東部の都田・新都田地区に分かれます。気候は全国的に見て日照時間が長く、年間の平均気温は15~16℃なので、比較的温暖といえるでしょう。しかし冬になると、遠州のからっ風と呼ばれるほどの強い季節風が吹き、体感温度は寒く感じられます。晴天が多い割には、年間の降水量が多いことも特徴です。

浜松市浜名区に流れる代表的な河川と水質は?

浜松市浜名区は、遠州灘へとつながる浜名湖や猪鼻湖に面しています。そのため区内には、鳶ノ巣山などの山間部を水源として、浜名湖・猪鼻湖へ注ぐ河川が豊富です。エリアごとの代表的な河川と湖を紹介します。

三ヶ日地区

釣橋川、都筑大谷川、日比沢川、宇利山川、西神田川、猪鼻湖

引佐地区

井伊谷川、神宮寺川

細江地区

都田川(2級河川)、井伊谷川、浜名湖

都田・新都田地区

都田川

特に都田川は、静岡県西部エリアに上水を供給している、主要な河川です。浜名湖と都田川は環境基本法により水質の水準が設けられており、水質汚濁の基準をおおむねクリアする水質を保っています。しかし大雨時は、浜名湖にたくさんのアオサが漂着し、腐敗臭がするといった問題も生じています。

参考:浜松市HP「北地域(旧北区)の紹介」
参考:浜松市HP「自然・人口」
参考:静岡県交通基盤部河川砂防局「流域および湖沼の概要」
参考:静岡県交通基盤部河川砂防局「河川環境」
参考:静岡県交通基盤部河川砂防局「河川の水利用及び利用に関する現状と課題」
>>浜松市・藤枝市の注文住宅・工務店なら西遠建設 | R+house浜松中央・藤枝へ

浜松市浜名区に過去に起きた水害は?

Q&A
浜松市浜名区では、昔から都田川や井伊谷川の氾濫、山崩れ、地震による高潮などが発生してきました。近年も、豪雨や台風により多くの被害が出ています。近年の代表的な災害は以下の通りです。

1974年7月7日:台風

全県下で死者・住宅浸水・山崩れ等多数

1975年10月8日:豪雨

床上浸水987戸、床下浸水5,662戸

1982年11月30日:豪雨

床上浸水130戸、床下浸水4,606戸

1994年9月18日:豪雨

床上浸水33戸、床下浸水444戸

2022年9月23~24日:台風

 床上浸水 472戸、床下浸水 1,470戸

河川の特徴や人口の分布をもとに、水害リスクの高い地域では、治水のための築堤工事などが進められています。

参考:浜松市HP「共通対策編 第1章 総則 第7節 過去に発生した主な災害と予想される災害」
参考:静岡県HP「防災・緊急情報」
参考:静岡県「台風第15号の豪雨に伴う浸水等被害建物棟数について」
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浜松市浜名区のハザードマップを考察|水害が発生しやすい場所は?


浸水した家のイラスト
浜松市では、独自のハザードマップ「浜松市防災マップ」を公表中です。また「浜松市水防計画書」を作成し、河川の洪水等による被害軽減を図っています。これらを参考に、浜松市浜名区のエリアごとの水害リスクについて把握しましょう。県が水防上特に重要性が高いと指定している「重要水防箇所」と、内水リスクのある「湛水注意箇所」も紹介します。

浜松市浜名区三ヶ日地区の水害リスク

三ヶ日地区は猪鼻湖に面しており、釣橋川や都筑大谷川など多くの河川を有するエリア。河川沿いは、広いエリアで0.5m~2m未満の浸水リスクが示されています。特に三ケ日町岡本周辺は、釣橋川と宇利山川の間に挟まれているため、水深3~5m未満と高い浸水リスクがあるエリアです。そのほか以下のエリアも注意が必要といえます。

重要水防箇所

三ヶ日町只木、三ヶ日町本坂、三ヶ日町日比沢、三ヶ日町都築

湛水注意箇所

三ヶ日町尾奈地内、三ケ日町只木地内、三ヶ日町三ケ日地内、三ヶ日町都筑地内

また猪鼻湖周辺は、地盤が砂泥質なため軟弱で、地震時の液状化現象に注意が必要です。市街地から離れると標高 50~400mの山地がありますが、山間部は浸水リスクが低い一方、土砂災害を意識する必要があるでしょう。

浜松市浜名区引佐地区の水害リスク

引佐地区は主に標高 100m以上の山地です。市街地は、井伊谷川と神宮寺川に沿った盆地にあり、国土交通省出典の「重ねるハザードマップ」では洪水・津波の浸水リスクは示されていません。しかし多量の雨が降り井伊谷川が氾濫した場合は、引佐町井伊谷を中心に1~3mの浸水リスクがあります。県が示す注意箇所は以下の通りです。

重要水防箇所

引佐町井伊谷、引佐町伊平

湛水注意箇所

引佐町井伊谷地内

引佐地区は斜面が多く、土石流の特別警戒区域などが点在している点にも注意しましょう。

浜松市浜名区細江地区の水害リスク

井伊谷川と都田川の合流点があり、浜名湖にも広く面する細江地区。砂や泥で形成された沖積低地と呼ばれる地形で、特に河口付近は標高3m未満の低い平地になっており、大雨や大地震の津波による浸水リスクがあります。細江町気賀周辺は、広い範囲で3~5mの浸水に注意が必要です。以下のエリアは県が示す注意箇所になります。

重要水防箇所

細江町気賀~中川、細江町小野

湛水注意箇所

細江町中川地内

浜松市浜名区都田・新都田の水害リスク

都田・新都田地区は、標高が50~100m程度の台地で、隣接する細江地区や天竜川沿いの平野部と比べて高くなっています。津波や浸水のリスクが少ないエリアで、県が重要水防箇所として示す箇所はありません。ただし都田川沿いは標高5m未満の低い土地になり、浸水に注意が必要です。特に常盤大学浜松キャンパス周辺は、5~7m未満の深い浸水リスクがある箇所もあります。
地盤は比較的締まっており、土砂災害のリスクが示される箇所も多くはありませんが、崖に面している土地は山崩れや地すべりに注意しましょう。

参考:浜松市HP「浜松市内水ハザードマップ」
参考:浜松市HP「ハザードマップ(浜松市防災マップ・津波浸水深マップ)」
参考:釣橋川流域洪水ハザードマップ
参考:浜松市 土砂災害ハザードマップ(三ヶ日地区)
参考:井伊谷川流域洪水ハザードマップ
参考:浜松市 土砂災害ハザードマップ(引佐地区)
参考:浜松市 土砂災害ハザードマップ(細江地区)
参考:都田川流域洪水ハザードマップ
参考:重ねるハザードマップ

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浜松市浜名区で注文住宅を建てるのにおすすめエリアは?

2種類の外壁材を使ったベージュの家
浜松市浜名区は、都市部の利便性と自然が融合した暮らしやすさがあり、子育て世代にも人気です。ハザードマップをもとにおすすめのエリアを紹介します。

浜松市浜名区で水害が発生しにくい高台の場所

一般的に水害リスクが高いのは、氾濫や洪水の影響を受けやすい「海や川のそば」、周りから水が流れ込む内水氾濫や土砂災害が起こりやすい「周囲より低い土地」、地盤が緩い可能性がある「埋立地」です。これらを避けた高台にすると、水害リスクは発生しにくいでしょう。浜松市浜名区の中では、都田・新都田地区がおすすめです。特に初生町は人気が高く、浜名区の中でも地価が高くなっています。水害リスクが低いだけでなく、イオンタウン浜松葵などの商業施設が多く、東名高速道路も近いため、利便性も高いエリアです。

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住宅被害を軽減するための対策|家づくりの工夫と補償制度

2面に窓があるすっきりとしたLDK
リスクを避けた土地に家を建てたとしても、災害に遭わないとは限りません。災害に強い家にしておくことも、被害を軽減するために重要です。被災した場合に受けられる浜松市の補償制度も紹介します。

家づくりにおける水害対策の具体例

浸水深が0.5mは大人の膝が浸かる深さで、1階の床下浸水が起こる目安です。床上浸水になると、住宅の被害はより大きくなります。被害を軽減するためには、以下のような方法が効果的です。

盛り土:敷地全体を高くかさ上げする。斜面は崩れないよう擁壁を設ける。
高床式:家の基礎を高くしたり、1階部分を駐車場にしたりする。
防水性の塀 :塀により敷地外からの浸水を防ぐ。
外壁の防水性:外壁に防水塗料を塗ったり、1階外壁をRC構造にしたりする。
屋根の形状:水はけのよい寄棟屋根にする。

また沿岸などは、地震後に起こる津波の対策も重要です。しかし、地震によって先に家が倒壊してしまっては避難ができません。津波により被災することを防ぐためには、住宅の耐震性能も重要となるでしょう。

被災した場合に浜松市で受けられる補償制度は?

もし災害による被害を受けた場合、浜松市では、「り災証明書」により住宅の被害の程度が証明されます。また、以下のような支援金の交付を受けることが可能です。

災害見舞金

対象:火災や風水害に遭った世帯(2022年12月現在)

<住居の全焼・全壊>
1人~5人世帯: 10万円
6人以上の世帯:1人増につき2,000円加算
<住居の半焼・半壊>
1人~5人世帯: 5万円
6人以上の世帯:1人増につき1,000円加算
<住居の床上浸水>
1世帯:2万円
<死亡の場合>
1人ごと:10万円
<重傷の場合>
1人ごと:5万円

他には、家族が死亡した場合の「災害弔慰金」や、災害後の生活を立て直すための貸付制度である「災害救護資金」もあります。

参考:浜松市HP「災害により被害を受けた人へ」
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災害にも強い高性能住宅ならR+house浜松中央・藤枝へ

住宅と建築用金具
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R+house浜松中央・藤枝では構造専門の建築士が耐震性能をチェックし、HySPEED工法という大地震や地盤の液状化にも強い工法で建築しています。無駄遣いをなくしたルールにより、低コストで住み心地の良い住宅が実現可能です。
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【注文住宅の耐震】ハザードマップで見る!おすすめのエリアをご紹介<浜松市東区エリア編>
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