平屋のメリットとデメリット

平屋とは、1階のみの住宅のこと。日本の伝統的な造りであり、近年は若年層や子育て世代にも人気があります。
まずは平屋のメリットとデメリットを見ていきましょう。
平屋のメリット
・シンプルな家事動線を設計できる
・家族同士のコミュニケーションが取りやすい
・バリアフリー設計にしやすく、お年寄りや子どもに優しい
・構造的に安定しており、揺れに強い
・光熱費やメンテナンスコストを抑えられる
平屋はワンフロアに必要な設備や部屋を集約できるため、効率のいい家事動線や生活動線を検討しやすいのが特徴です。また、階をまたぐ上下移動がないのでバリアフリー設計ができる点も、平屋ならではのメリットだと言えるでしょう。
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平屋のデメリット
・広い土地が必要なので土地の購入費がかかる
・固定資産税が高くなる傾向がある
・周辺環境や間取りによっては、風遠しや日当たりが悪い部屋が生まれる
・防犯対策やプライバシーへの配慮がより必要になる
平屋はワンフロアで必要な設備や部屋数を確保しなければならないため、必然的に広い土地が必要です。土地の購入から検討している場合は、コストがかさむ傾向があります。
二階建てのメリットとデメリット

二階建ては、地上から上下二層の階がある住宅のこと。一戸建ての8割以上が二階建てなので、現在の住宅の主流と言えます。二階建てのメリットとデメリットを見ていきましょう。
二階建てのメリット
・限られた土地でも部屋数を確保できる
・家族間のプライバシーを確保しやすい
・日当たりや風通しを確保しやすい
・一階と二階で生活空間を分けられる
・二世帯住宅を検討しやすい
二階建ては1階と2階に部屋を分けられるため、限られた土地でも必要な部屋数を確保しやすいです。1階には家族の共有空間、2階はプライベートな空間と分けることもでき、ライフスタイルに応じて様々な工夫がしやすくなります。
二階建てのデメリット
・家事動線や生活動線が複雑になりやすい
・階段の上り下りが負担になる
・光熱費がかさむ可能性がある
・解放感のある空間を作るには設計に工夫が必要となる
二階建ては上下移動があるため、家事動線や生活動線が複雑になりやすい傾向があります。例えば、1階に洗濯機があり2階にベランダがある場合は、洗濯物を二階まで運ばなければなりません。また、年齢を重ねて階段の上り下りが辛くなると、暮らしにくくなる可能性があります。
平屋と二階建てを徹底比較!異なる4つのポイント

ここでは、平屋と二階建てを4つのポイントで比較していきます。このポイントを比較することで両者の違いが分かりやすくなるので、参考にしてみてください。
土地の広さ
一方で、二階建ての場合は、1階に35坪、2階に35坪と分けられるので35坪以上の土地であれば問題ありません。また、建築基準法では建築面積と土地の割合が建ぺい率で定められています。例えば、建ぺい率が80%の場合は、土地全体の80%以内に建物面積をおさめる必要があり、建築面積は70坪であってもそれ以上の土地が必要となります。
間取り
平屋で実現しやすい間取り
・大空間や吹き抜けを取り入れた間取り
・バリアフリーの間取り
二階建てで実現しやすい間取り
・二世帯住宅の間取り
平屋はワンフロアに必要な設備や部屋が集約されているので、生活動線や家事動線をシンプルにできます。無駄な動きがなく、効率よく暮らせる間取りを検討しやすいでしょう。
また、平屋は二階建ての1階部分の半分以下の壁量で耐震等級3を実現できることが多いと言われています。耐震性能を維持しながらも、二階建てよりも広々とした空間を取り入れやすいメリットがあります。
一方で、二階建ては1階と2階で生活空間を分けられる点が大きな魅力です。二世帯住宅や子どものプライバシーを重視した間取りなどを検討できるでしょう。
費用
一方で、建築後のメンテナンス費用は、二階建てのほうが高いと言われています。二階建ては屋根や外壁のメンテナンスをする際に足場を組むため、費用がかかります。また、冷暖房や水回りの設備が1階と2階にある場合は、その分ランニングコストやメンテナンス、買い替えに費用がかかるでしょう。
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日当たりや風通し
ただし、平屋と二階建てともに間取りを工夫し採光や風通しを考慮すれば、この問題は解消できるでしょう。
二階建てと平屋どちらを選ぶ?選択するときのポイント

ここまで解説してきたように、平屋と二階建てにはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらかが優れているわけではありません。理想のライフスタイルや将来設計、コストに応じて選択することが大切です。
二階建てと平屋に迷った場合は、下記のポイントに着目して検討するといいでしょう。
・家族構成
・将来のビジョン
・安全性
・ランニングコスト
・重視したい暮らし方
例えば、庭で家庭菜園やバーベキューなどを楽しみたい場合は、平屋にしたほうが室内と室外のつながりを作りやすいです。
また、愛着のある家に長く住み続けたい場合は、バリアフリー設計ができたほうが生涯に渡り快適に暮らせるでしょう。このように、現在の状況だけでなく将来のビジョンや理想の暮らし方も視野に入れて住まいを設計しましょう。
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平屋と二階建てのどちらにするべきか迷った場合には、ライフスタイルや価値観を伺いながら納得のいくまでサポートさせていただきます。
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