注文住宅を建てるならここに注目!土地選びのチェックポイント
注文住宅を建てるとなると、土地探しが重要です。ここでは、注文住宅を建てる際に確認しておきたいポイントをまとめました。
立地
暮らしやすさ、住みやすさを見極めるには、立地のチェックが欠かせません。生活圏内に病院や銀行、スーパーなどがあるか確認しましょう。駅やバス停までの距離と運行本数を調べておけば、通勤・通学がしやすいかどうかの判断材料になります。
また、その土地の雰囲気も重要です。例えば、新興住宅街には新築一戸建てが立ち並んでいるため、エリア一帯の景観がきれいです。新規で入居する家族がメインなので、比較的若い世代が集まりやすいでしょう。
災害時のリスク
安心して暮らすためにも、災害時のリスクを調べておいた方が良さそうです。
地盤沈下や液状化のリスクがある土地だと、大きな地震が来たときに家が傾いてしまうかもしれません。河川の近くや低い土地では、豪雨時に家が浸水する危険性があります。
災害時のリスクを調べるには、ハザードマップを活用しましょう。ハザードマップは、自治体や国土交通省のWEBサイトから確認できます。
>>浜松市浜名区(旧浜北区)のハザードマップや災害リスクの低いエリアについて詳しくはこちら!
土地の形状
住宅用の土地であっても、必ずしも四角形に整っているわけではありません。住宅用の土地は「整形地」と「不整形地」に分類されています。
整形地とは、建物を建てやすいよう平らにならし、四角形に整えられている土地です。土地の中に建物を配置しやすいので、無駄な部分が出にくいでしょう。
不整形地は、四角形に整えられていない土地を指します。台形や三角形といったいびつな形をしていることから、活用しにくいスペースが生じやすいです。そのため庭や駐車場の配置に工夫が必要ですが、土地価格が安いメリットがあります。
建ぺい率
建ぺい率とは、土地の広さに対する建築面積の割合です。例えば、50坪の土地の建ぺい率が60%だった場合、家が建つ部分の面積を30坪以内に収める必要があります。
建ぺい率が設けられているのは、日当たりや風通しを確保するため。土地内にぎっちりと建物を建てると、必然的に隣の家と密接し、日当たりや風通しが悪くなりかねません。さらに、建ぺい率を設けることで火災時の延焼を防ぐ目的もあります。
容積率
容積率は、土地の広さに対する建物の延床面積の割合を示す数値です。建物と公共施設(道路など)とのバランスを保つために設定されています。
容積率の例を見てみましょう。50坪の土地に、延床面積45坪の2階建てを建てるとします。延床面積45坪は、50坪の土地に対して容積率が90%となるため、90%以上の容積率が設定されていれば、建築可能です。
参考:国土交通省「建築基準法(集団規定)」
土地選びの際に考慮しておきたいこと
土地の情報だけを見て、購入を決断するのはおすすめできません。将来にわたって住み心地の良いマイホームを建てるには、土地を探すうえで考慮しておきたいことがあります。
建てたい家の大きさと暮らしのイメージ
土地選びには、具体的に建てたい家の大きさと暮らしのイメージが重要です。イメージが固まっていないと、土地の広さが決まりません。
例を見てみましょう。なお、世帯人数に対する住居面積は、国土交通省が提唱する「住居面積水準」を参考にしています。
夫婦2人でこじんまりした家に住みたい場合
必要最低限の広さで十分と考えているのであれば、狭小地に家を建てるのも悪くありません。はっきりした定義はありませんが、15~20坪以下の土地が狭小地とされています。
2人世帯で最低限必要な居住面積は、30㎡(およそ9坪)。例え狭小地でも、およそ9坪の延べ床面積であれば希望通りの家が叶うでしょう。
家族3人で広い平屋に住みたい場合
3人の世帯がゆったりと生活する場合、100㎡(およそ30坪)必要です。土地の広さと建ぺい率から、30坪以上の平屋が建てられる土地を探すことになります。例えば、敷地面積55坪・建ぺい率60%の土地であれば理想とする広さの平屋が建てられるでしょう。
>>平屋の間取りのポイントは?R+house浜松中央・藤枝の施工事例とともにご紹介
条件の優先順位
土地を探すにあたって「子どもがいるので学校の近くが良い」「多少土地の形が悪くても平屋を建てられる広さが欲しい」といった条件がいくつかあるはず。しかし、すべての条件を満たすのは難しいでしょう。そこで、条件を3つくらいに厳選し、優先順位をつけてみてください。家族や自分にとって何が重要なのかじっくり考え、条件に見合う土地を探しましょう。
土地価格が予算内に収まるか
条件を満たすことも大切ですが、土地価格が予算内に収まるかどうかは外せません。条件にピッタリな土地が見つかったとしても、予算を超えてしまうと家に充てられる資金が足りなくなる恐れがあります。
静岡県浜松市浜名区エリアで土地を探そう
ここからは、浜松市浜名区の情報をまとめました。浜松市浜名区の特徴やおすすめエリアのご紹介はもちろん、坪単価や公示地価の推移といった気になる情報も見逃せません。
浜松市浜名区の特徴
浜松市の中央部に位置する、浜名区。天竜川や赤石連峰などが近くにあるとともに、県立森林公園・美薗中央公園といった公園施設も充実しており、自然を肌で感じられるところが魅力です。
一方、遠州鉄道沿いでは都市化が進み、浜北新都市開発やスポーツ施設の整備などの開発事業を実施。浜北駅のほど近くには「サンストリート浜北」「プレ葉ウォーク浜北」などの大型ショッピングモールがあり、買い物にも困りません。浜北駅からは乗り換えなしで新浜松駅まで行けるため、新幹線も利用しやすいです。
おすすめのエリア
浜松市浜名区でおすすめのエリアは、浜北地区と浜名地区です。
浜北地区には浜名区役所・浜北図書館があり、浜北消防署といった公の施設が近くに集まっています。サンストリート浜北をはじめとする商業施設や学校、病院も近いので、生活しやすいエリアといえるでしょう。浜名区の中でも人口密度が高いことから、人気を博している様子がうかがえます。
浜名地区は、高齢化率が20.0%と浜名区の中で最も低く、若者が集まる傾向にあります。浜名地区の西南部には高台の住宅街が広がっていることから、水害リスクの低い土地が見つけやすいでしょう。
浜松市浜名区の土地価格と推移(2024年10月更新)
浜松市浜名区の土地価格は、2024年10月時点で坪単価平均157,530円/坪です(基準地価)。
以下の表は、浜松市浜名区のエリア地価をまとめたものです。(2024年10月時点)