平屋とは？みんなが知りたい人気の理由を紹介
平屋は水回りや居室がすべて1階にまとめられた住宅です。上下階の移動の必要がないだけでなく、シンプルかつコンパクトな動線が実現しやすいことから、老後までの生活を考えると長期間、安心安全に暮らせる住宅といえます。
また、2階建て以上に間取りの自由度が高く、中庭やロフトをつくるなどデザイン性の高い空間が作りやすいことから人気です。
藤枝市で平屋を建てるメリット
平屋のメリットを藤枝市の地域性も踏まえながら紹介します。
バリアフリー設計が可能
平屋はバリアフリー設計が可能です。2階がないため、すべての居室間の移動を段差がない設計にしやすくなります。年齢を重ねて階段の昇り降りがきつい、車いすになった場合でも生活しやすいといえます。
また、2階建てだと子どもの独立後、使わない部屋が生じることも多くなりますが、平屋だと老後まで建物全体を活用しやすくなります。
家事動線がシンプルでコンパクト
料理をしながら掃除、洗濯など複数の家事を同時に行うことも多いなか、平屋は上下の移動がなく家事動線をシンプルかつコンパクトにできます。また、洗濯物を干すために2階のバルコニーに行く必要もなく、ランドリールームやリビングから庭につなげることで家事の負担やストレスが軽減できます。
温暖な気候の藤枝市では、庭でバーベキューなどで過ごすにも建物の中と外をスムーズに行き来できます。
参照元：藤枝市「藤枝スタイル」
開放的な空間を実現できる
平屋は構造的に開放的な空間を実現しやすくなります。
1階部分に2階の重さがかかることがないため、柱や壁を少なめにして、広々とした空間を設けることができます。
日照時間が全国的に見ても長い藤枝市では、ワイドスパンの開口部や吹き抜けを設けることで、暖かい日差しを家の中全体に取り込むことができそうです。
参照元：静岡地方気象台「静岡県の気象特性」
藤枝市で平屋を建てるデメリット
続いて、平屋のデメリットや藤枝市の地域性を含めて紹介します。
広い土地が必要になる
平屋は2階建てに比べて広い土地が必要となることがあります。
建築基準法では、地域ごとに用途地域を定め、敷地面積に対して建てられる建築面積（建ぺい率）を指定しています。
平屋の場合、1階部分だけで必要な居住面積を確保しなければならず、2階建てと比べ建ぺい率に応じた広い土地が必要となります。
藤枝市の2023年平均公示地価は、22万8,099円/坪（6万9,000円/㎡）となっており、市の中心駅である藤枝駅の周辺などは地価が高い傾向です。
居住面積に対して必要となる土地面積を踏まえ、資金計画をしっかりと考える必要があります。
参照元：土地価格相場が分かる土地代データ「藤枝市」参照元：地価公示・地価調査(基準地価)マップ「藤枝市」
2階建てに比べて坪単価が上がる
平屋は建築費の坪単価が上がる傾向があります。
平屋は、2階建て等と比べると構造的には、柱や壁の量は少なく済む反面、工事単価が高い屋根、基礎の面積が増えますので、その分材料費や施工費がかかります。その結果、建築坪単価は高くなることが多くなります。
＞＞平屋と二階建てはどっちがいい？それぞれのメリットやデメリットと違いを比較
自然災害等への対応を考える必要がある
平屋は1階部分にすべての生活空間が集まっているため、2階建て以上に水害等への災害対策が重要となります。藤枝市でも過去、台風や梅雨前線による豪雨によって床上、床下浸水等の被害が発生しています。多くの河川が流れる藤枝市では河川ごとに洪水浸水想定図やハザードマップを公開していますので、土地を購入する前に必ず確認しましょう。
参照元：藤枝市「藤枝市における災害（風水害）の記録」参照元：藤枝市「土砂災害・洪水ハザードマップ」＞＞藤枝市で水害が起こりやすい地域は？注文住宅を建てるのにおすすめのエリアも紹介
藤枝市のおすすめエリアと土地の相場を紹介
静岡県の中央部に位置する藤枝市は、北部に山間部が、南部に市街地が広がる自然豊かな町です。河川も多く水質が良いのが特徴です。
JR東海道本線のほか、新幹線や東名高速道路など交通網が発達し、静岡市や首都圏へのアクセスしやすい藤枝市のおすすめエリアと土地相場を紹介します。
藤枝駅周辺地域
生活利便性が高く、都会的な暮らしを求めるのであれば、JR藤枝駅周辺エリアがおすすめです。駅周辺には、国際観光ホテル「ホテルオーレ」に併設して、MIPLAZA（エムアイプラザ）三越伊勢丹」があるほか、映画館や図書館も入る大型の商業施設「BiVi藤枝」、藤枝駅前商店街など買い物施設が多く、交通利便性とともに生活しやすい地域です。
ただし、藤枝駅周辺の土地価格は、市の平均価格と比べても高くなっています。
藤枝駅周辺地域の2023年公示地価
