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徹底比較|静岡県西部・中部で「建売住宅」と「注文住宅」どっちが正解?費用・性能・土地まで解説
マイホームを検討するとき、誰もが一度は迷うのが、「建売住宅」と「注文住宅」、どちらを選ぶべきか?という問題です。
特に、静岡県西部(浜松・磐田)や中部(焼津・藤枝)エリアは、土地の特徴・災害リスク・街の発展度がエリアごとに大きく異なる地域。
「選ぶ基準」を理解しておかないと、後々“思っていた家と違う…”という後悔につながることもあります。
本記事では、静岡で長く家づくりを行う西遠建設 SEIEN ARCHITECTが、地域性を踏まえながら、建売 VS 注文住宅の選び方をわかりやすく解説します。
目次

建売住宅とは?静岡県で選ばれる理由
建売住宅とは、土地と建物をセットで販売する住宅のこと。
浜松市や磐田市、藤枝市でも新しい造成地で多く見られる形態です。
■ 建売住宅のメリット
<メリット1>完成した家を見てから購入できる
間取り、広さ、明るさ、動線などを実際に体感できるため、
静岡の気候に合っているかも確認しやすい点が魅力です。
<メリット2>人気エリアに住みやすい
浜松市や磐田市の新興エリア、藤枝駅周辺など、
利便性の高い立地にまとめて供給されます。
「土地探しが大変」という人には大きなメリットです。
<メリット3>入居までが早い
完成済みなら数週間で入居可能。
転勤・出産・入園などタイミングに合わせやすいのもメリット。
<メリット4>費用を抑えられる
仕様が統一されているためコストに無駄が出にくく、
注文住宅より価格が明確で予算管理しやすい傾向があります。
■ 建売住宅のデメリット
<デメリット1>間取りや仕様の自由度がない
暮らし方に合わせた動線づくりや、デザインの好みを反映しづらい点がデメリット。
<デメリット2>土地条件を選べない
学区・周辺環境・日当たりなど、希望とのズレが出る場合もあります。
<デメリット3>建築のプロセスを確認できない
静岡は“地震に備えた家づくり”が重要な地域。
工程が見えないことを不安に感じる方も少なくありません。

注文住宅とは?理想を形にできる家づくり
注文住宅は土地選び・設計・設備まで自由に決められる家づくり。
西遠建設 SEIEN ARCHITECTでは、建築家と一緒に
“その土地に最適な暮らし方”を考える家づくりを行っています。
■ 注文住宅のメリット
<メリット1>土地を自由に選べる
・実家の近く
・駅へアクセスしやすい場所
・南向きで日当たりの良い区画
など、理想の暮らし方を基準に土地選びが可能。
<メリット2>デザイン・間取りの自由度が高い
キッチンの配置、収納計画、外観デザイン、室内の素材選びなど、
“暮らしやすさ”を細部まで反映できます。
<メリット3>建築の工程を確認できる安心感
耐震・断熱・換気など“見えない性能”まで納得しながら進められます。
<メリット4>将来に合わせた暮らしの設計ができる
子どもの成長、働き方、老後までを見据えた空間設計が可能。
無駄のない住まいをつくれるのも大きなメリットです。
■ 注文住宅のデメリット
<デメリット1>完成までの期間が長い
打合せ〜設計〜施工で、半年〜1年ほど。
<デメリット2>施主の時間が必要
ショールーム巡り、仕様決めなど、
「一緒に家をつくる」という手間はかかります。
<デメリット3>完成するまでイメージしにくい場合も
完成するまで実際の間取りや広さを体感できない。
<デメリット4>建売住宅と比較するとコストがかかる傾向がある
打ち合わせや建築にかかる費用は、建売住宅と比較するとコストがかかる。
費用(初期費用/総費用)の比較
◆建売住宅
・総額が分かりやすい:土地+建物のセット価格で提示されるため、諸費用を含めた予算計画が立てやすい。
短期入居を希望する方にメリット。
・全国平均の目安:建売の購入価格はエリアや仕様で差があるが、全国平均では概ね 約3,800万円前後 の事例が報告されています(参考:最新の市場データ)。
◆注文住宅
・自由度に応じて費用が増減:設計・設備グレード・構造性能で大きく差が出る。
全国平均では 4,500万〜5,000万円台 の報告もあり、建売より一般に高め。
・コスト増の要因:設計料、仕様選定、オプション、土地の造成費や地盤改良費などが加わる。
長期的な断熱性・耐久性に投資するなら初期費用は上がるが、光熱費・修繕費の削減に寄与する可能性あり。
現実的な差:全国データではおよそ1,000万~1,300万円前後の差が示されるケースが多く、静岡でも同様の傾向が見られます(ただし土地価格や仕様で変動)。
参考・出典元:静岡県 地価公示(令和6年などの最新県発表)
性能(耐震・断熱・省エネ・メンテナンス)
◆建売住宅
・標準仕様が統一されており、コストバランスのとれた性能が提供されることが多い。
・施工品質は販売元による差があり、「見える化(構造の確認や施工過程)」が難しい場合もあるため、販売会社の施工管理や保証・アフター体制を確認することが重要。
◆注文住宅
・高断熱・高耐震、長期優良住宅規格対応など、設計段階で性能を優先可能。
将来の光熱費や資産価値を重視するなら有利。
・ただし、設計の自由度が高い分、コスト管理が難しく、設計監理をしっかり行う信頼できる建築士・工務店選びが重要。

土地(静岡県西部・中部)の選び方と注意点
静岡では「親の土地に建て替える」「敷地内同居」も多い地域。
土地の取得費用が不要になるため、注文住宅で質の高い住まいを実現しやすくなります。
逆に、これから土地選びをする場合は、土地選びで失敗しないポイントをお伝えします。
◆地価の最近の傾向(静岡県)
静岡県の地価公示では住宅地の下落が続く一方で下落率は縮小傾向。
主要な利便性の高い住宅地や商業地は需要が堅調です。
浜松(西部)・静岡(中部)での地域差を確認しましょう。
◆西部(浜松など)の特徴
浜名湖や海岸近くの自然、工業・ものづくりの拠点としての雇用があり、新興の分譲地や駅近エリアの供給が比較的多い。
建売の供給も多く、立地の選択肢が豊富。
◆中部(静岡市周辺)の特徴
静岡市中心部は利便性が高く、土地の単価は局所的に上昇する可能性あり。
土地形状や法令制限(斜線制限・津波・浸水想定など)も確認が必要。
<土地選びのチェックリスト(現地で必ず確認)>
【1】ハザードマップ(洪水・津波・土砂)を確認
【2】法規制(用途地域、建ぺい率・容積率、斜線制限)
【3】地盤(液状化や地耐力、過去の埋立地か)
【4】周辺利便(駅・学校・病院・買物)と将来の街づくり計画
【5】上下水・電気・ガスなどのインフラ整備状況
【6】日照・風向き・騒音(幹線道路や工場の有無)
浜松は地形の違いによる“日当たり・地盤差”が大きく、藤枝・焼津は“水害リスク”の差がエリアで明確です。
土地選びからプロに相談することで失敗しにくくなります。

「建売住宅」に向いている人、「注文住宅」に向いている人
静岡県西部・中部の土地事情もふまえ、「建売住宅」に向いている人、「注文住宅」に向いている人の特徴をまとめました。
< 建売住宅が向いている人>
●浜松・磐田・藤枝で立地を重視してコストを抑えたい
●忙しくて打合せに時間を取れない
●“早く入居できる”ことを優先したい
●デザインより実用性を重視したい
< 注文住宅が向いている人>
●ライフスタイルに合わせた家をつくりたい
●建築家と相談しながらデザイン・性能にもこだわりたい
●土地から探して理想の暮らし方を実現したい
●耐震性・断熱性など構造までしっかり確認したい

まとめ|西遠建設 SEIEN ARCHITECTでは
建売住宅と注文住宅には、それぞれの魅力があります。
大切なのは“家”ではなく“どんな暮らしをしたいか”という視点。
・コスト重視 × 手軽さ → 建売住宅
・理想の暮らし × デザイン・性能 → 注文住宅
静岡県西部・中部での家づくりで迷ったら、
土地探しから資金計画までサポートできる
西遠建設 SEIEN ARCHITECTにご相談ください。
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