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2025.10.02

静岡県西部・中部エリアで猫と暮らす家づくりのアイデア【決定版】|人も猫も幸せになる間取りと工夫を建築家が解説

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静岡県西部・中部エリアで猫と暮らす家づくりのアイデア【決定版】|人も猫も幸せになる間取りと工夫を建築家が解説

愛猫には、安全で快適な最高の環境を用意してあげたい。
でも、おしゃれなインテリアや自分たちの暮らしやすさも、決して諦めたくない。
そんな想いを抱えている方に向けて、静岡県西部(浜松・磐田など)や中部(焼津・藤枝など)で数多くの家づくりを手がけてきた建築家が、猫と人が共に幸せに暮らす間取りと工夫を解説します。
静岡県は「温暖で暮らしやすい」と言われますが、地域ごとに異なる気候への配慮が欠かせません。
そこで、地域特有の気候や暮らし方に合わせた施工実例もご紹介します。

猫と人が快適に暮らす家づくりの5大原則

猫と人が快適に暮らす家づくりの5大原則

猫と暮らす家づくりで成功している飼い主さんに共通しているのは、次の5つの視点です。
これから紹介する多くのアイデアの根底には、常にこの考え方があります。
家づくりで迷ったときには、ぜひこの5つの原則に立ち返ってみてください。

 

①安全の確保:誤飲や転落、脱走などの事故を防ぐ。
②上下運動の自由:高い場所を好む猫のために立体的な動線をつくる。
③安心できる隠れ家:ストレスを避け、落ち着ける場所を用意する。
④清潔さの維持:掃除がしやすく、衛生的な環境を整える。
⑤家族との繋がり:人の気配を感じながらリラックスできる空間を設計する。

《間取り・設備編》猫と暮らすアイデア8選

《間取り・設備編》猫と暮らすアイデア8選

猫が喜ぶ家づくりの具体的なアイデア8選をご紹介します。
家の間取りを想像しながら、ぜひ読み進めてみてください。

 

リビングにはキャットウォークを

猫は、高い場所が大好きです。
高い場所は外敵から身を守れる安全地帯であり、部屋全体を見渡せるお気に入りの場所になります。
リビングの壁にキャットウォークやステップを設けることで、猫は上下運動を楽しみ、運動不足やストレスを解消できます。

 

②玄関は脱走防止扉でアクシデントを防ぐ

猫との暮らしで最も避けたい事故の一つが、玄関からの脱走です。
来客や宅配便の受け取りの際など、ほんの少しの隙に外へ飛び出してしまう危険は常にあります。
二重扉やゲートで「うっかり脱走」を防止。
また、窓やベランダは脱走や落下の危険性が高い場所。
猫が安心して外の景色を楽しめるように、安全対策は万全にしましょう。
通常の網戸は猫の爪で簡単に破られてしまうためステンレス製の高強度な網戸がおすすめです。

 

③猫トイレは静かで換気の良い場所に

猫はとてもきれい好きで、デリケートな動物です。
トイレ環境が悪いと、ストレスで粗相をしたり、病気の原因になったりすることもあります。
猫が安心して排泄できるよう、トイレは人の出入りが少なく、静かで落ち着ける場所に設置しましょう。
また、排泄物の匂いは強いため、換気扇を近くに設けるなど換気計画も重要です。
多頭飼いの場合は、猫同士の縄張り意識に配慮し、「猫の数+1」のトイレを目安に配置。

 

④爪とぎは専用スペースに誘導

爪とぎは古い爪を剥がし、マーキングするための猫の本能的な行動であり、叱ってやめさせることはできません。
猫がよく爪とぎをする場所の近くに、好みの素材(麻縄、段ボールなど)や形状(ポール型、マット型など)の爪とぎを設置しましょう。
大切なのは、猫が「ここで爪とぎしたい!」と思える魅力的な専用スペースを用意してあげることです。

 

⑤隠れ家を用意

猫は、狭くて暗い、体をすっぽり包まれるような場所が大好きです。
そうした場所は、外敵から身を守れる安全な寝床だと感じるからです。
家の中に、猫が安心してこもれる小さな空間「隠れ家」を用意してあげましょう。

 

⑥窓際に日向ぼっこスペース

猫は体温調節のために日光浴を好み、心身のリラックスにも繋がります。
日当たりの良い窓際に、窓に吸盤で取り付けられる猫用ハンモックやクッションで「特等席」を用意しましょう。

 

⑦猫専用ドアの設置

部屋のドアを猫のために少し開けておくと、冷暖房の効率が悪くなってしまいます。
かといって閉め切ってしまうと、猫は部屋を自由に行き来できず、飼い主もそのたびにドアを開け閉めしなければなりません。
ドアに取り付ける「猫専用ドア(ペットドア)」で断熱性を保ちながら自由な動線を確保しましょう。

 

⑧『猫と暮らす家』のプロに間取りを相談する

猫との暮らしを熟知した建築事務所は、猫の習性、家族構成、ライフスタイル、土地の条件などを総合的に判断し、最適な間取りを提案してくれます。
理想の暮らしを実現するために、一度プロの視点を取り入れてみることをお勧めします。

《インテリア編》おしゃれも諦めない素材選び

《インテリア編》おしゃれも諦めない素材選び

「猫がいるから、おしゃれなインテリアは諦めるしかない」と思っていませんか?
傷や汚れ、匂いといった現実的な悩みを解決しつつ、デザイン性も高められる建材や工夫がたくさんあります。

 

【床材】滑りにくさ・耐久性・掃除のしやすさで選ぶ

表面に滑りにくい加工が施されたペット対応のフローリングがおすすめ。

 

【壁材】爪とぎに強く、消臭効果のある壁紙や素材を選ぶ

表面が強化されていて猫の爪とぎに強い壁紙が各メーカーから出ています。
猫が爪とぎしやすい腰の高さまで板材を張る「腰壁」も、傷防止とデザインのアクセントを兼ね備えた人気の工夫です。

 

【収納】猫用品専用の収納計画で生活感をオフ

大袋のキャットフードや猫砂、たくさんのおもちゃ、トイレシートなど、生活感が出やすいものは、パントリーや階段下などに猫用品専用の収納スペースを計画しておくと非常に便利です。

《地域性編》静岡県西部・中部で猫と暮らすには

《地域性編》静岡県西部・中部で猫と暮らすには

静岡県は温暖で暮らしやすい地域ですが、西部(浜松・磐田)では夏の猛暑・冬の乾燥、中部(静岡市・藤枝)では高湿度と塩害が課題になります。
猫との暮らしにおいても、以下の工夫が大切です。

 

▽ 静岡西部(浜松・磐田・袋井など)
夏は猛暑日が多いため、断熱・遮熱性能の高い窓と日射遮蔽が重要
乾燥する冬は、加湿を兼ねた換気計画で猫の健康も守る

▽ 静岡中部(藤枝・焼津など)
湿度が高く、カビやダニが発生しやすいため、通風計画と除湿が必須
海に近いエリアでは、塩害に強い外壁材や金物を採用すると安心

 

\POINT.1/
断熱・遮熱:猛暑でも猫が快適に過ごせる空間を確保

 

\POINT.2/
風通しの設計:中庭や地窓で自然な換気を実現

\POINT.3/
防音性:花火大会や台風時の騒音から猫を守る

\POINT.4/
塩害対策の外壁材:海に近い地域ではメンテナンス性を考慮

 

《実績紹介》SEIEN ARCHITECTの施工例

《実績紹介》SEIEN ARCHITECTの施工例

CASE1.

「猫と中庭と暮らす25坪の平屋(磐田市)」

2つの中庭が中と外をゆるやかにつなぎ、広がりと自然の心地よさを感じられる平屋。
中庭・キャットウォーク・ニャルソックを愛猫が自由に回遊することができます。
大切な愛猫とともに快適に過ごせるモダンな住まいです。

 

CASE2.

「猫と心地よく暮らす平屋(藤枝市)」

中庭に面した畳敷きのサンルームで日向ぼっこ。
リビングのキャットタワーに登って、遊んだり、休んだり、自由な時間を過ごします。
プライベートなお庭と繋がるリビングは、快適な空間です。

 

CASE3.

「ペットも喜ぶ広い芝生のある平屋(磐田市)」

L字型の平屋にすることでリビングからガーデンへゆるやかにつながるプライベートガーデンが実現。
外からの視線を気にせず、ウッドデッキや芝生スペースでゆったりと過ごすことができ、大切なペットたちもお庭でのびのびと遊ぶことができる住まいです。

まとめ:西遠建設 SEIEN ARCHITECTでは

まとめ:西遠建設 SEIEN ARCHITECTでは

西遠建設SEIEN ARCHITECTでは、猫と暮らす家づくりの実例が多数あります。
「猫と暮らす家」は、猫の習性を理解しながら人の暮らしやすさも大切にした家づくりです。
静岡の家づくりでは、庭や光、風といった自然条件をうまく取り入れることで、猫にとっても人にとっても心地よい住まいが実現できます。

建築家と共に、お客様の想いに寄り添いながら、
“毎日が特別な日になるように”——そんな願いを込めて、世界に一つだけの住まいづくりをカタチにします。

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