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2025.11.25

【2026年版】静岡で叶える“上質な暮らし”──ミラノサローネから読み解く、これからの家づくりとインテリア

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【2026年版】静岡で叶える“上質な暮らし”──ミラノサローネから読み解く、これからの家づくりとインテリア

静岡県西部・中部(浜松・磐田・袋井・藤枝・焼津など)で家づくりを考えるとき、
「どんなテイストにしたら飽きずに長く心地よく暮らせるのか?」
「最新のデザインは取り入れたいけれど、実際の生活に合うの?」
と迷う方は多くいらっしゃいます。
これからの暮らしのヒントになるのが、世界最大級のデザインの祭典ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)です。
世界中の家具・建築・インテリアブランドが“これからの暮らしの形”を示す場であり、日本の住宅トレンドにも確実に影響を与えています。
この記事では、ミラノサローネで見られた最新のトレンドを踏まえながら、静岡の気候・暮らしに合った家づくりについて解説します。
SEIEN ARCHITECT が大切にしている「上質と暮らしやすさの両立」を軸に、2026年に静岡で家を建てる方に役立つ、色・素材・空間づくりのヒントをまとめました。

ミラノサローネで見られた、世界の最新トレンド

ミラノサローネで見られた、世界の最新トレンド

今年のサローネで特に印象的だったのは、次の3つのキーワードです。

 

(1)“深みのあるグリーン”の再来
オリーブ、モス、フォレスト、セージなど、自然を感じさせる緑が豊富に登場。
特にキッチンや造作家具、壁面アクセントとして使われ、
「色で空間を育てる」ような落ち着いた佇まいが多くみられました。

 

(2)柔らかさを纏う素材感
ブークレ生地、ファブリックソファ、マットな木肌、ざらりとした左官、手触りのあるタイル。
表面に“凹凸”や“陰影”があるものが増え、空間に奥行を生む素材が主役に。

 

(3)家具は“余白をつくる役割”へ
ソファは脚を細くし軽さを出し、テーブルは空間を分断しない丸・楕円が主流。
「存在を主張しすぎず、暮らしの風景に溶ける」コンセプトが広がっています。

取り入れやすい「色のトレンド」

取り入れやすい「色のトレンド」

ミラノサローネで感じたのは、
「色」は空間の印象をいちばん左右する要素だということ。
ここでは、取り入れやすい「色のトレンド」について、詳しくご紹介します。

 

 

■ トレンド① 深みのあるグリーン(オリーブ・モス・フォレスト)
サローネでも主役だったグリーンは、静岡の家と相性がとても良い色。
屋外の植栽や周囲の自然とつながるため、
外の風景を室内に引き込む“自然連続性”が生まれます。

 

<おすすめの取り入れ方>
・キッチン扉に使うと、落ち着きと高級感が生まれる。
・リビングの壁一面に使うと、空間が引き締まりアクセントに。
・カーテン・ラグなどファブリックに使うと、統一感が出る。
・ニッチ・造作棚の背面に使うと、小さな場所でも効果大。

 

 

■ トレンド② やわらかいベージュ・グレージュ
静岡の強い日差しにもよく馴染み、
上質で“影がきれいに落ちる”色。
家全体のベースとしても万能です。

 

 

■ トレンド③ スモーキーなブルー・グレー
“海”を感じる焼津・藤枝や、浜松の遠州灘沿いの住まいとも相性抜群。
清潔感と静けさを両立できる色です。

 

<おすすめの取り入れ方>
・「外壁カラー」で周囲の景色に自然となじみ、落ち着きをまとった外観に。
・玄関ホールや廊下のワンポイントとして。
・洗面室・トイレなどの“こもり空間”に。
・キッチンやダイニングに使用することで“料理が映える背景”に。
・寝室に使うと“深呼吸したくなる空気”が生まれる。

上手に使いたい「素材のトレンド」

上手に使いたい「素材のトレンド」

また、空間の豊かさをつくるのは、色だけではなく“素材の質感”だということ。
ここでは、“素材”が持つ質感と上手な取り入れ方について、詳しくご紹介します。

 


■ 1|ブークレ(Bouclé)生地

表面がポコポコとした立体的なテクスチャーを持つブークレ生地。
光の当たり方によって表情が変わり、季節を問わず空間にやわらかさと奥行きを与えてくれます。
ソファ・オットマン・クッションなど比較的大きな面積のアイテムに使うと、海外インテリアのような上質な“くつろぎ感”が自然に漂います。

 

 

■ 2|マットな木の表情(オーク・ウォールナット)
ツヤを抑えたマット仕上げの木材は、空間に落ち着きと深みを与える定番素材。
オークは明るくナチュラルな印象、ウォールナットは濃色で重厚感があり、どちらも家具や建具に使うと空間が一気に整います。
フローリング・造作家具・キッチンの面材などに取り入れると、長く飽きない“インテリアの軸”として活躍します。

 

 

■ 3|左官の質感(珪藻土・モルタル)
手仕事ならではの“ゆらぎ”と陰影が生まれる左官仕上げは、シンプルな空間に上品なニュアンスをプラスします。
光が当たる角度によって表情が変化し、壁そのものがインテリアとして存在感を持つ素材です。
玄関・リビングテレビ面・ワークスペースの一部など、ポイントで使うと程よい個性と高級感が出ます。

 

 

■ 4|淡い色の石・タイル
石やタイルは硬質でクールな印象がありますが、淡い色を選ぶことで柔らかく上品なイメージに。
自然光との相性が良く、すっきりとした空間づくりにも向いています。
洗面カウンター・キッチンのアクセント・床の一部に取り入れると、落ち着いた高級感と清潔感がバランス良く整います。

“ミラノの感性 × 静岡の暮らし”とは?空間づくりのポイント

“ミラノの感性 × 静岡の暮らし”とは?空間づくりのポイント

静岡で家を建てるとき、意外と大きなポイントになるのが、 この土地ならではの「光」と「風」の質 です。
デザイン性を高めるのではなく、光と風に寄り添うことで“自然と美しく見える家” が生まれます。

 

 

■ 強い日差しが、素材の美しさを引き立てる
浜松や磐田は、夏にとくに日差しが強い地域。
この光は、ただ眩しいだけではなく、家の表情を決める「影」をくっきり生み出してくれる存在でもあります。
外壁に深みのあるカラーを使ったり、凹凸のある素材を選んだりすると、
太陽の角度で陰影が変わり、毎日の景色が少しずつ違って見えます。
シンプルな家なのに“絵になる”理由は、この陰影の豊かさです。

 

 

■ 海風と山風が“気持ちいい空気”をつくる
藤枝や焼津には、海からの涼しい風と山からの爽やかな風が流れ込みます。
そのふたつが家の中をすっと抜けるように、風の通り道を設計するだけで、エアコンに頼らないやさしい室温が保てます。
「窓の位置を30cmずらすだけで風が流れ始める」ということも珍しくありません。
気候と仲良くするほど、家の中の空気はすっきりと整います。

 

 

■ 家具の“軽やかさ”が空間を広く見せる
光や風と相性が良いのが、ミラノサローネでも注目されている “軽さのある家具”。
静岡の家とも驚くほどマッチします。
・細い脚のソファ
・低くて抜け感のあるローテーブル
・光を遮らない楕円のダイニングテーブル
こうした「空気をまとったデザイン」は、
自然光が豊かな静岡では空間を広く見せ、家全体をやわらかい表情にしてくれます。

 

 

■ 色と素材は“静岡仕様”にアレンジする
家が長く美しく育つかどうかは、色や素材の選び方が大きく左右します。
例えば——
・強い日差しでも色あせにくい、深みのあるカラー
・海沿いでも劣化しづらい素材
・自然環境に馴染む木のぬくもり
・ミラノサローネのトレンドカラーを、静岡の光に合わせて少し落ち着かせる
こうした工夫を組み合わせることで、
世界のデザインの感性 × 静岡の暮らしやすさ が、自然とひとつに溶け合います。

まとめ:西遠建設 SEIEN ARCHITECTでは

まとめ:西遠建設 SEIEN ARCHITECTでは

私たち SEIEN ARCHITECT(西遠建設)が大切にしているのは、「暮らしが美しく見える」家。
「光」「風」「色」「素材」 をどう選ぶかで心地よさが決まります。

海外のトレンドを追うだけでなく、
静岡の光、風、湿度、生活リズム、街並…
そうした“土地の個性”に合わせて咀嚼し、
“静岡で最高に美しく、心地よく暮らせるデザイン”として再構築しています。

毎日の自然が、家の美しさをそっと引き立ててくれる。
そんな“静岡で暮らす人のためのデザイン”が完成します。

 

 

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